1947-09-26 第1回国会 衆議院 厚生委員会 第17号
先年の憲法審議會における各黨の代表演説を見ましても、この點については十分各黨より論議されたところでありまして、私有財産を認めるということも、社會の秩序を維持し、公共の福祉に貢献するということを認めた上でなければならないというような意見が述べてあります。
先年の憲法審議會における各黨の代表演説を見ましても、この點については十分各黨より論議されたところでありまして、私有財産を認めるということも、社會の秩序を維持し、公共の福祉に貢献するということを認めた上でなければならないというような意見が述べてあります。
また經濟的にも今後日伯關係はますます緊密度を加える必要と可能性が十分あるにもかかわらず終戰後一部反動的策謀分子によつて發生した不詳事件のため、日本人に對するせつかくの信用が地に落ち、一時はブラジルの憲法中に日本人の入國禁止條項さえ挿入されようとしたのでありますが、憲法審議會議長の裁決により、危く一票の差で辛うじて否決されたというほど日本人の取扱いを危險かつもてあましたと傳えてきております。